ピークサーチ機能では付近よりも高い応力を持つ複数のピーク節点を自動検出します。
解析モデル上の最大応力箇所は通常簡単に特定可能ですが、本機能により最大応力箇所に続く高応力部箇所の特定を容易にします。
機能概要
本機能では、モデル表面上の全節点のうち周りの節点より高い(もしくは低い)結果値となっているすべての節点を検出します(下図赤および水色フラグ箇所)。次にモデル内には膨大なピークが存在するため、本来目的としていない微小なピーク(下図水色フラグ箇所)を自動的に除去します。微小ピークの検出範囲はユーザーが指定可能です。検出時間は、検出範囲160万節点のモデル(モデル全体400万節点)でピーク節点2000節点を検出するのに30秒程です。
検出されたピーク節点にはフラグが表示され、指定部品毎やモデル可視範囲内のみフラグを表示したり、剛体要素により結合され高応力が発生している節点には色の異なるフラグを表示したりと、表示方法を様々に変更できます。さらにフラグは、手動で非表示にすることも可能で、不要なピーク結果はレポート画像から除去可能です。
ピークサーチ実行
自動ピークサーチ結果
フラグ表示方法変更
指定部品および可視範囲内のフラグのみ自動表示
また自動検出されたピーク点の結果はWatchウィンドウに表示され、画面上でフラグ表示されているピーク結果のみ抽出、結果値の大きさによるソーティング、csvファイルへの出力などが可能です。
機能一覧
- ピーク検索
- ピークタイプ選択
- 最大値検索
- 最小値検索
- 絶対最大値検索
- 微小ピーク除去
- 検索結果入出力
- フラグ表示制御
- フラグ表示位置最適化
- 手動表示制御
- 指定値によるフラグ表示
- 表示グループ内フラグ表示
- 可視領域内フラグ表示
- 主応力値によるフラグ表示
- 主応力ベクトル同時表示
- フラグ色変更(荷重点、拘束点、剛体要素結合点、材料境界点毎)
- フラグ表示、ピーク結果、フラグ色によるソートおよび表示制御(Watch Windowとの連携)