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後悔しないCAE解析ソフトの選び方!5つのポイントを詳しく解説

2022.06.09 2022.06.09 更新

CAE解析ソフトを導入することで設計プロセスの短縮やコスト削減など、数多くのメリットを獲得することができます。また、現代はDXが推奨される時代であり、業態に関係なく活用することで競争力を高めることが可能です。

 

実際に、導入を検討している方の中には、どのような基準で自社に合ったものを選択すればいいのかわからないという方もいるのではないでしょうか?選び方を間違えると運用がしづらかったり、自社製品に必要なシミュレーションができなかったりするので、慎重になる担当者も少なくありません。

 

そこで、今回はCAE解析ソフトを選ぶ際に意識したい5つのポイントと導入時の注意点について解説しますので、ぜひ参考にしてください。

 

 

CAE解析ソフトのおさらい!アプリケーションの概要を解説

具体的に選び方をご紹介する前に、まずはCAE解析ソフトの概要について簡単に解説します。“大体意味を把握しているけど、ぼんやりとしたイメージしかできない”という方は、ここで理解を深めるといいでしょう。

 

CAE解析ソフトとは、Computer Aided Engineeringの略称でコンピュータシミュレーション解析のことです。自社製品を3Dオブジェクトとして再現させて仮想上で荷重などを加えます。そして、どのぐらいの耐久性があるのかを測ったりするアプリケーションになります。また、シチュエーションも変化させることができるため、高温な場所や無重力空間を再現することも可能です。基本的には、自社製品の設計が間違っていないか確認したり、課題を見つけたりすることに用いられるケースが多くなっています。

 

CAE解析を使用することで、試作品を何度も作る必要がなくなるため、設計プロセスを効率化できることがメリットです。また、コンピュータ上でシチュエーションを再現できるため、試作品をテストする際に必要な環境を整える必要がありません。高温な環境を作るため、莫大な費用をかけたり、現地まで足を運んだりする必要がないので、コストを大幅に削減することが可能です。

 

さらにCAE解析の詳細について知りたいという方は、下記の記事をご覧ください。

 

 

CAE解析ソフトを選ぶときにチェックしたい5つのポイントをピックアップ

CAE解析ソフトを選ぶ際に意識したいポイントは、大まかにわけて5つあります。ご紹介するポイントを把握すれば、自社に合ったものを選択することができる可能性が高いので、ぜひ参考にしてください。

 

機能

1つ目のポイントは、機能をチェックすることです。

 

搭載されているアプリケーションの機能によってどのようなことが解析できるのか変化するため、非常に重要なポイントになります。例えば、構造解析や伝熱解析はカバーしているが、線形構造解析や接触解析は含まれていないというケースも珍しくありません。

 

機能の選択は、企業が設計プロセスでどのような解析を行いたいのかどうかで変化します。そのため、CAE解析ソフトを選ぶときは、まず機能を確認して自社が行いたい解析方法に対応しているかどうか確認するようにしましょう。

 

価格

2つ目のポイントは価格です。

 

CAE解析ソフトに限った話ではありませんが、それぞれのメーカーで価格が変化します。そのため、相見積もりを取り、複数の製品で価格を見比べる必要があるでしょう。

 

また、価格の相場は算出が難しくなっています。その理由は、多くのメーカーは“要見積もり”となっているところが多いからです。そのため、具体的な金額は業者に問い合わせる必要があります。

 

価格と聞くと初期費用だけを想像する担当者もいるかもしれません。しかし、ソフトの中には下記のような費用が必要になるケースがあります。

 

  • ランニングコスト
  • 保守費用

 

特に、サブスクリプションモデルを採用し、販売しているメーカーはランニングコストがかかります。月額や年額で費用を請求する料金体系です。ランニングコストは使い続けると必ず必要になりますが、その分保守費用が不要だったりするメリットがあります。

 

このように、製品によってかかるコストが異なるため、初期費用だけに目を向けず、ランニングコストや保守費用を確認してから導入するかどうか決めるといいでしょう。

 

カスタマイズ性

3つ目のポイントはカスタマイズ性の高さです。

 

アプリケーションを選ぶ上でカスタマイズ性の高さは非常に重要な要素になります。例えば、カスタマイズに優れたソフトは、機能を自由自在に取捨選択することが可能です。これにより、自社に必要な機能だけを搭載して使いやすさを向上させたり、自社の設計プロセスに特化したオリジナリティを持たせたりすることができます。

 

CAE解析ソフトを選ぶ際にカスタマイズ性を重視したいという方は、『Jupiter』が非常におすすめです。高カスタマイズ性を誇るソフトとして有名で、大規模モデルにも対応しています。“自社製品に特化したアプリケーションを導入したい“という方は、下記のURLからぜひお問い合わせください。

 

 

導入のしやすさ

4つ目は、導入のしやすさです。

 

CAE解析ソフトの購入を検討している人の中には、導入経験がないという企業は少なくないでしょう。導入時のサポートが手厚いほうが運用しやすくなるため、確認するのが好ましいです。

 

実績

5つ目は実績です。

 

実績をチェックすることで、どのような業態に強いCAE解析ソフトなのかどうかがわかります。例えば、自動車メーカーに導入されているCAE解析ソフトは、自動車の設計に活用しやすいと考えられるでしょう。自社の競合もしくは同じ業態で数多く導入されているアプリケーションを選ぶと失敗することが少ないです。

 

 

CAE解析ソフト導入の際の注意点

CAE解析ソフトを導入する際に確認したい注意点は4つです。それぞれの注意点について解説しますので、ぜひ参考にしてください。

 

専用機器の設置には場所が必要

専用機器を設置する際は場所を確保する必要があります。製品によっては大量のメモリや高性能CPUが搭載されているケースも多く、その場合は少ないスペースでは不十分です。そのため、導入する前にスペースが十分かどうかを確認するようにしましょう。

 

CAE解析ソフトは万能ではない

CAE解析ソフトは高性能なアプリケーションですが、万能ではありません。あくまでも設計プロセスにおいて製品の課題を見つけることが主な役割になります。試作を完全になくすことができたり、リコール問題が完全になくなったりするわけではないので、注意するようにしましょう。

 

成果の獲得には時間がかかる

CAE解析ソフトを導入すれば、必ず短期間で成果を獲得できるわけではありません。後述しますが、CAE解析ソフトにはそれを扱うエンジニアが必要です。また、工程の構築やCAE技術の浸透も重要となります。育成や工程構築、CAE技術の浸透に時間がかかるため、短期で成果を獲得できる場合でも2年は必要になるでしょう。

 

専任の人材を確保する必要がある

専任の人材を確保しなければなりません。CAE解析ソフトはできるだけ使いやすく作られていますが、解析の際は材料力学や有限要素法の知識、ソフトウェア技術が必要です。エンジニアを雇用したり、育成したりする必要があるので、誰でも利用できるソフトではないという点に注意するようにしましょう。

 

 

まとめ

今回は、CAE解析ソフトの選び方や注意点について詳しく解説しました。選ぶ際にはいくつかのポイントがあり、それらを把握することで費用対効果の高いCAE解析ソフトを選ぶことができます。

 

選び方のポイントについて詳しく解説しましたが、自社に適したCAE解析ソフトを選べる自信がないという方は、株式会社テクノスターにご相談ください。貴社に最適なアプリケーションをご提案させていただきます。興味のある方は、下記のURLからお気軽にご相談ください。

 


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