船体構造モデリングシステム(TechnoStar Ship Modeler)とは

船体設計初期段階から設計者自身が、容易に短期間で解析モデルが作成できる船体構造向けモデリングシステムです。
TSM(TechnoStar ShipModeler)は3つのサブシステムから構成されます。

  1. SMD (Ship Modeling Data): 自動モデリングツール
    船体構造データを入力することにより自動でモデル幾何形状を作成します。
  2. SMG (Ship Modeler Geometry): 手動モデリングツール
    全船構造及び局所構造に対して、CADライクな入力でモデル幾何形状を作成します。
  3. SMF (Ship Modeler FEM): FEMモデリングツール
    モデル幾何形状に対して、規則要求に適合するメッシュ形状及び要素を用いたFEM解析モデルを作成します。

 

開発経緯

ジャパン マリンユナイテッド、今治造船、大島造船所、日本海事協会及びテクノスターの共同研究開発体制により、日本海事協会の「業界要望による共同研究」スキームにより研究支援を受けて開発されました。
TSMは、共同研究の各社において、バルクキャリア、タンカー及びコンテナ船の実船モデルを用いて実運用検証がなされており、この検証作業の中で、実運用側の観点から抽出された多くの効率化改善アイテムは、システムの中に取り込まれています。
設計初期段階における全船解析のFEモデル作成作業において、3D-CADをベースにしたこれまでの方法に比較して、期間、工数ともにほぼ半分以下で作成可能となり、極めて大きな効果が期待されます。

 

機能紹介

SMD 自動モデリングツール

船種、船体断面部材配置、部材ごとに準備されるモデル定義データベース(Excel)により、ワンショットでモデル作成が可能です。

 

SMG 手動モデリングツール

ソリッドモデリングカーネルを利用したCAE専用モデリングシステムです。
船体構造専用のコマンドにより容易で迅速なモデリングを実現します。またパラメトリックモデリングに対応しており、部材間の関係を保持した設計変更が可能です。
メッシュモデルを参照した形状追加も可能で、ファインメッシュモデル作成時の部材追加・変更が容易に実施できます。

 

SMF FEMモデリングツール

高速オートメッシングシステムで、全船構造及び部分構造解析のためのラフメッシュ/コースメッシュから、局部詳細構造解析のためのファイン、ベリーファインメッシュまで一元的処理が可能です。
船体構造モデル向けチェック機能が充実しており、作成されたモデルを効率的に確認できます。
ソフトウェアのプラットフォームにはJupiter-Preを使用しており、数多くの優れたFEMモデル向け機能も利用できます。
作成したモデルはNK PrimeShip-HULL(DSA) HyperWorks版およびPatran版にメッシュモデルの他、部材、材料情報を渡すインターフェースが装備されています。

なおTSMで作成したモデルなどに対して、調和CSR対応直接強度解析を実施するシステムTSM-DSAがリリース予定です。

 

TSM-DSA システム

TSMで作成したモデルなどに対して、調和CSR対応直接強度解析を実施するシステムTSM-DSAをリリース予定です。

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